3 新しいハンドボールを目指して

ハンドボールは,その体育的効果も大きいことが認められているし,モス クワオリンピックでは男子のボールゲームの中でも唯一のアジア代表になっ たにもかかわらず,学校体育や社会一般では,いまひとつ普及度が低いように思われる。それにはいろいろの理由が挙げられるであろうが,以下に興味 ある調査結果かあるので示してみたい。

次ページの表1 の調査結果を見ると,今日行われているハンドボールの実態が明らかに示されているのに気付く。

運動は走・跳•投の基本運動が柱であり,ボール扱いも容易であることから,初心者でもゲームを楽しむことができる。このことか“やっておもしろ いスポーツ”という認識を得たものと思われる。しかし,反面”見て面白いスポーツ”という項目の率の低さが目につく。 このことは以下の項目(粗暴である,反則か多い,審判が難しい)と密接に関連しているのではないか と考えられる。

スポーツはプレーヤー,レフリー,観衆の三位一体の関係で発展が見られ る。三位一体かくずれると,ハンドボールの普及など期待できないし,悪くすれば他のスポーツにとってかわられるかも知れない。そのためには,アド バンテージのルールや身体接触の見極めか難しいということはあるが,反則(次ページへ)

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